2017/1/10
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アパートの明け渡し |
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賃貸住宅、アパートなどの退去の時に、よく問題になるのが「原状回復義務」という言葉。 入居時の賃貸借契約書に必ず書かれています。そもそも原状回復って何? 平たく言えば、「借りた時の状態に戻す」ということ。これを、めぐって、敷金が返ってこなかったり、敷金では足らずに追加の費用を請求された等、トラブルが多いんです。訴訟にまで発展しているケースもたくさんあります。そこで、国交省からガイドラインが出されており、これによると壁や天井クロス、床、畳などの経年劣化は問わないことになっています。原状回復といっても、なんでもかんでも認められないんです。入居時の部屋の状態と退去時の状態はイコールではないのです。 だからといって、入居者がヘビースモーカーでタバコのヤニ汚れがひどかったり、子供がクレヨンで落書きをした汚れなどは回復対象になります。入居前のチェックと退去時のチェック、回復費用の根拠など、事前によく聞いておくことが大事ですね。
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