2020/8/13
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家賃 |
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新型ウイルス、終息の気配がありません。緊急事態宣言が解除されたのに、前より感染者が大幅に増えています。 ここにきて、お勤めの方や、自営の方でも大幅に収入が減って賃貸住宅、アパート、事業所などの家賃支払いが滞る人が出てきました。 最近のご相談で「ウイルスの関係だから家賃支払いは貸主が当然に待ってくれる、あるいは払わなくてもいいんだよね」というのがありました。 そんなことはありません。ウイルスと家賃支払い義務は別問題です。賃借人の収入減の原因がウイルスにあることは事実でしようが、それをもって、家賃支払い義務がなくなったり猶予されることはありません。だからといって、貸主が賃借人の家賃支払いがないからといって、当然に解約できることでもありません。こういう場合は賃貸人と賃借人で、よく話し合うことが重要です。家賃が支払われないと賃貸人側にも収入減になることですから、両者で減額や猶予の内容を検討することが必要です。店舗などでは自治体や国で家賃猶予を実施した貸主側に給付金を出す助成制度なども始まっています。
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