タワマン

タワーマンション、略してタワマンです。

タワマンの定義は定かではないので、仮に20階建て以上のものだとすると、首都圏だけで2004年から2018年の１５年間に分譲されたものが５９９棟、１８５０００戸だという数字が出ています。東京は地価が高いので、従来は多摩などの郊外ニュータウンに住宅を求めたのですが建築規制が大幅に緩和されて高層建物が可能になったのをきっかけに、ニョキニョキとタワマンが建ちました。通勤は楽でしようが、所謂コンクリートジャングル。住環境としては、お世辞にもいいとは言えないでしようね。また、投資物件として取引されるので価格は今のところ高値安定？ですが、いつまでも続くものではないでしようね。建物としては10年、20年と経過する間に当然、傷みは出てくるわけで。修繕積立金がストックされているとはいえ、大規模修繕時には足らないのではないか。そうなると各所有者から一時金を徴収するわけで。だって、タワマンの外壁補修なんて通常のマンションの期間の3倍くらいかかるわけで。費用も高くなります。エレベーター、給排水、武蔵小杉のマンションで問題になった非常用電源装置の更新修理など、他人事ではありますが頭の痛くなりそうなことばかり。どうなるんでしようね。